先日結婚式参列のため、ハワイに行ったのですが、
まぁ こんなときじゃないとゆっくり本を読めないだろうと
飛行機の中用にもっていったのがこれ。
山本文緒『プラナリア』。
ニートの話ってのは知っていたので、ある程度の知識を持っては読んでいたけど、この人ってこれが初めての本なのかしら。
上手い作りで、とても無理なく読めるし、展開もスムーズ。
それは賞をとるだけのことはあるなーと思うが。
が、しかし、出てくる女(主人公)が私は嫌い。
嫌いというより、「もし実際近くに居たら友達にはならないだろうなー」
というレベルなんだけど。
どこが、っていうと、自分の棘をいじりまわって血を流して、それにバンドエイドなり貼って止血をしないところ、という感じかな。
人に棘むけんなよ!と思うから、嫌いなんだろうけど、まあそう思わせるのは文章がいいってことか。