ご好意によりチケット戴いて、見てきました。ブロークンフラワーズ。
(Sさん、どうもありがとう!!)
ジムジャームッシュの前作「コーヒー&シガレッツ」は観てないので、
最近ジャームッシュ熱的なものは私の中では冷めてるのかなと思ったんですが、すごいよかったです。
実は観始めた時は、なんか結構思ってたテンポじゃないなーと思ってたんですけど、(そう、昔のジムジャームッシュの映画のスタイリッシュさというかテンポの歯切れのよさというものを期待していたのです)
そういう切り取り方ではなかったなぁと。
音楽は相変わらず渋い選曲なのですが、
ストーリーも 映画自体のテンポも、いわゆる前の作品で出ていたスタイリッシュさとは違ってた。
でも、大抵人が求めるものなんて答えなんかないし、うまく事が運ぶことなんてそうそうない。そのこと自体は到底スタイリッシュじゃない。
物事は意外と受動的で、その流れに沿って動いてみれば周りの人はまるで違う空気の中で動いてるようで、、、そこから切り離された存在に自分を感じる。
私はそう感じることがあるなあと、
映画を観ながら思ったので、やっぱりうまい映画だなぁーと。
デッドマンのラストシーンは情景が胸にぐっときたんですけど、
それとはまた違った感じでこの映画のラストもぐっと来ました。
いいよ。けっこうかっこ悪い姿も。ソレが自然だと。